PREV | PAGE-SELECT | NEXT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

椿の手紙

 柊殿   (注 柊は椿の妹です

 お主がよしのぼり殿の部隊を去ってから二度目の桜を迎えたが、息災でござるか
 
 つい先日、同胞のななこ殿よりこう伝えられた
049.jpg
「オマエ、二軍行きダヨー。のぼり君言ってたダヨー」(片言)
 
 よしのぼり殿の新たな部隊編成にそれがしは不要ゆえ酒場へ入られよ。おそらくそのような意味であったのでござろう
 そして今宵、我ら雇われ兵士にとっては酒場といふより墓場と呼ぶべき場所で筆をとっておる。おっと、今更うまい事を言ったとしてもここには先んじて酒場入りしたもへゑ殿しかおらぬのであるな・・・

 053.jpg
 もへゑ殿と言えば、かつては軍の主力を任されたほどの名狙撃手であったが、今ではアル中で手が震え、鉄砲を持つことさえままならぬ様子でござった。これが君主に奉公してきた侍の末路であるなれば、なんともやりきれぬ運命にありなんや

 これ以上文を連ねたとて惜念が晴れることもなかろう。迷い無く散る花椿の如く、静かに時の流れを受け入れ余生を過ごすこととしよう。
 せめてお主には、姉とは違う道を歩むことを切に願い筆を置き候


 追伸

 忍の掟は忘れてはいまいな?
 我々忍はいかなる時にも涙を見せてはならぬ
 文の所々で文字をにじませているのは涙ではない。花粉症ゆえ滝のように流れ落ちる鼻水であるということだけは最後に断っておく。
スポンサーサイト

| よしのぼり | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yosinobori.blog91.fc2.com/tb.php/25-a4bc971c

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。